強烈な日食シーズンの後の最初の新月は、グラウンディングと安全のための機会を提供します。日食はしばしば、混沌や急激で加速度的な変化を引き起こす傾向があります。そのため、安定を愛する牡牛座の価値観に沿った意図を設定するのに良い時期です。

しかし、天王星がまだ9度以内と近くにあるため、ここ数週間で展開された予想外のシフトの余韻が残っているかもしれません。この新月は、予測不可能な事態を受け入れつつ、しっかりとした錨を見つけ、力を引き出すことをお勧めします。自然の中に身を置く、ボディワークをする、五感に働きかけるなど、牡牛座のエネルギーに同調し、自分の中心を取り戻すための方法を取りましょう。

最近のように、物事が制御不能になりそうなときは優先順位の整理が必要なのだと覚えておくことが大切です。今、あなたの優先順位は何でしょうか?ルーツ?物質的な安定?自分の価値観に沿った生き方?人間関係?官能的な喜び?これらはすべて、新月に関連するポジティブな話題であり、私たちが意図を定めることができる話題です。新月は数ヶ月に渡って展開されるため、牡牛座の忍耐強さと几帳面さは、ゆっくりと自分自身を回復させるために活用できる優れた資質と言えるでしょう。

この新月は、変容、魔法、パワーを象徴する強烈な恒星アルゴルからわずか2度しか離れていないことに留意してください。この星がトリガーになるとトラウマになるような体験もあり、今後数ヶ月は厄介なことになる可能性があります。古代の文献では、アルゴルはメドゥーサの首を表す「悪魔の星」として理解されてきました。

しかし、この悲劇的な物語を研究すると、悲劇やトラウマの中にエンパワーメントの可能性があることが分かってくるのです。メデューサの頭部は、保護のシンボルにもなりました。このように、私たちはトラウマを利用して身動きが取れなくなったり、「PTG」、つまり「Post Traumatic Growth」と呼ばれる経験をすることができます。 私たちにはこうした変化の後に立ち上がる能力があり、もしかしたら、以前よりもはるかに良い人生を送ることができるかもしれません。しかし、そのためには、どんな形であれ、癒しに対するコミットメントと献身が必要です。牡牛座の土のサインには、やはり身体を使ったワークが好まれます。多くの場合、単に「普通」の物質的な生活を送り、働き、生計を立て、根を張り、日常生活を送るだけでも十分すぎるほどです。これらの行動には、飾り気のない癒しがたくさんあるのです。 

この新月に行う儀式は、プロテクションやネガティブなものを遠ざけるようなものが好まれます。実際、何らかのお守りを作ることは、この新月の魔法を利用するために必要なことかもしれません。牡牛座は、手先が器用で肉体労働が大好きです。そして、木星がこのサインに入ったばかりで、このエネルギーは今後12ヶ月間、さらに強調されることになります。

新月の支配者である金星は、育児をする蟹座に位置しています。このことは、シンプルでパワフルな日常や儀式を通して、自分の感情に寄り添い、繋がりたいという願望をさらに強調します。この新月は、まさに「家」が心の拠り所であり、その帰郷は、単に自分自身に帰ることを意味することがあまりにも多いのです。

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